熱帯夜
熱い塊が抉るように入り込んでくる。
肉を引き裂き食い破って。
まるでミシミシと音でもしていそうなほどに。
慣れない身体はそれを必死に押し止めようと、内壁が絡み付くように蠢くが、
それでも、凶器の切っ先が真っ直ぐに奥へと進んでゆく。
少しづつ、少しづつ。
狭い内が切り開かれて行く。
痛みと傷を作りながらも。
抵抗を試みるはずの腕も足も、今は自由を許されていない。
両腕は頭上でひとつとなり、片足は拘束されている。
自由となっているはずのもう片方の足さえも、腿を獲られ、高く抱え上げられている。
そして、その根元には猛った熱の塊が出入りするだけ。
「頼む…もう、止めて…」
切れ長の大きな瞳を涙で濡らし、哀願の言葉を紡ぐ。
無理矢理の行為で傷ついたそこからは真紅の涙、処女の印。
「工藤っ!工藤っ!」
平次の必死の叫びにも耳を貸さない。
口唇で肩や顎、頬、首筋と下肢への激しさとは裏腹に、優しい口付けを繰り返す。
「お前は俺のモンだ」
ふと呟かれたその顔には、うっとりするような笑みが浮かんでいる。
「ここでこのまま、すっとこうしていよう」
いっそう深くに切っ先が入り込む。
内臓全てに突き刺さる。
「絶対に離さない」
時さえも止まったままに。
平次の全てが犯される。
終わることの無い狂気の中。
新一の何かが狂っていた。
時計仕掛けのオレンジのように。
誰も止めることなど出来るはずも無い。
外は嵐。
声さえも届かない。
The end
2002/06/11脱稿
暑いです、今日。6月とは思えないほどの蒸し暑さ…。
どうにかしてくれ気象庁(~_~;)
で、暑さに負けてこんな訳の分かんない話を書いてみました。書いた本人も訳分かって無いんだから、読んだ方もわかんないよなぁとか思いつつ、テーマは「イっちゃってる新ちゃん」で。
新作は夏コミ新刊入稿まで無いとか言っときながら、今日もUP!こんな程度の話しですが、気分転換って事でどうでしょう?
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