白鳥警部の秘密の楽しみ・1
マナーモードにした携帯が鳴ったと言いながら、真っ赤な顔をして、西の高校生名探偵服部平次が走り去って行った。いや、顔どころか、見えている部分の首筋さえも赤く染まっていたから、その服の下も熱を上げているだろう事は、大人の経験上分かってしまっている。
更には会場に姿を現した時から、既に動きは変だったのだ。両目は潤み、不規則な息使いは私の目を引いた。
普通の者たちでは気づかないことも、仕事によって培われた観察力と感、そして趣味の分野での実体験と経験知による確信が、服部くんにナニが起こってるのかを瞬時に理解させたのだ。
そしてその後を追うように、東の名探偵くんも直ぐに会場から姿を消して行ったことも、それを裏付けている。
「なるほど。工藤君は独自に、クリスマスを楽しんでいるわけか」
直ぐ横をすり抜けて行った時など、鋭い視線を向けられた。
「けれど、まだまだ独占欲も嫉妬深さもはっきりと表に出てしまうオトシゴロではあるのかな」
オモチャでの拘束は基本中の基本。その拘束されている姿を見せびらかせるようになれば、立派な大人・・・。
「まだ高校生の工藤君には、それは無理か」
私のハニーなど、今夜は前にも後にも、更には私が大きくしてあげた片方の胸にもクリスマスの装飾をして、夜勤に励んでいる。
均整の取れた完璧な身体も良いかもしれないが、それを自分の手でわざと崩した姿はもっと愛おしく、よりいっそう可愛がってしまいたくなって仕方が無い。
一見ひ弱く言うことを何でも利きそうな雰囲気とは裏腹に、意外と頑固で心は強い、私が惚れてしまうくらいの良い男ではあるのだ。
でも時々あまりに頑固すぎて、予想以上に苛めすぎて、限界オーバーな状態まで可愛がってしまう事もあるから、厄介な時もある。
右の手足、左の手足とそれぞれに拘束して、うつ伏せにしてソコが丸見えになるような体勢にしてあげれば、羞恥と反対に見られているという嬉しさで、ソコを大きく勃起せたまま咥えた込んだストローの先端からは、白い雫がトロトロと零れ落ちる。先のくびれと、根元をキツク縛られているというのに。
『いやらしいなぁ。うしろをオモチャで抉られただけで、そんなにお漏らししてしまうなんて。それならいっそ、このままこれでひとり、一晩中遊んでますか?』
大きい粒になっている左の胸の突起には、ファーで出来た可愛いボンボンが括り付けられていた。それを思い切りひっぱると、更に可愛い悲鳴が上がる。
『ぅつ…もう、やめぇ・・・・・・っ!やぁぁっ』
そんな姿をもっと見たくて、声を聞きたくて…。
両足の間で無防備に揺れていた双球に1本の輪ゴムをかけてみた。幾重にも幾重にも、輪を小さくさせてゆきながら。
『ひぃぃ・・・』
これ以上輪ゴムが伸びないという地点まで巻いてしまうと、双球の根元が信じられないくらいに、小さな括れとなっていた。
『これで、お漏らしも出来ないね』
広くは無いが、男性らしい骨ばった背中に口付けを落としながら、埋め込んだままのオモチャの動きを大きくしてゆく。
身体が跳ね、声にならない声が、咽奥から絞り出される。
『なんて可愛いんだろう』
その姿だけで、イッてしまえそうなほど自身が滾り、今にも爆発してしまうそうなほどだ。
服部君の揺れる腰つきを見て、つい昨夜のそんな行為を思い出してしまったわたしは、ちょっと下肢に興奮状態が伝わってしまった。
「いけない、いけない。今はまだその時間じゃない」
そう、ハニーも傍に居ないことだし。
全ては帰ってから。いや、ハニーは私とのクリスマス・イヴより仕事を選んでしまったから、明日の夜かな? 事件が起きなければ、だけれども。
だけど、今はお姫様たちのクリスマスにお付き合い。
オウジサマ同士の行方も、ちょっぴり気になることだしね。
隙があれば、ちょっとくらいスパイスを効かせてあげるのも悪くない。
そう、それが大人の気配りというやつだ。
END
「聖なる夜の舞踊曲」おまけペーパー
2009年01月11日Comic City in インテックス大阪初出
END
今年の1月に無料配布・通販プレゼントにしたおまけペーパーだったものです。
「ハニー」が誰かは・・・まぁだいたいみなさんは、お分かりだとは思いますが・・・。
夏の新刊に付けました「おまけ本」で、シラトリサン初めて名前を呼んでいますので、よろしかったら読んで下さいませ(*^^)v
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