大きな犬の躾け方

 

今日は意外と早めに上がることが出来たハボックは、たまには部屋でも片付けないと、まじで女子も呼べないよなぁ…などと、そんなことを考えながら、ちょっとばかり夕食にぱくつけるものを買い込んで、真面目に部屋まで帰ってきた。

 しかしドアを開けてそこにいる人物を見つけると、唖然としたままその場に立ち尽くしてしまったコトが、今回のまず最初の敗因だった。

 その人物・・・マース・ヒューズ中佐を視界に止めた時に、そこが自分の部屋であろうと何であろうと、直ぐに回れ右をして逃げていればソンナ目には合わずに済んでいたのかもしれない。

 まぁ、これも後の憶測でしかないのだが・・・。

 ニコニコ笑顔で近づいて来たヒューズが、夕飯の具材や惣菜を入れた袋を親切にも受け取ってくれて、更に数歩ハボックを部屋に中を進ませ、背中越しにドアを閉じてくれたところで、我に返る。

「な、何であんたがここにいんだよ」

 あまりの事で、いつもの軽い敬語調もぶっ飛んでいる今のハボックに、キビシイ軍部の上下関係は頭の中から綺麗に消失していたのだった。

「なんでって、そりゃあ、お前を待っていたんだろ」

「ここは俺の部屋だ」

「そんなのは知っているさ。別の人間の部屋で待ってたって、お前は帰ってこないからな」

「そうじゃなくって!」

「こっちに来て1週間。ロイとばかり居たからなぁ」

「・・・当然だろう。任務なんだから」

「で、仕事も一段落したからね。ちょっとスネちゃってるハボックくんのご機嫌伺いに」

「誰がスネてるって…」

「おや、自覚なしかぁ」

 楽しそうなニヤニヤ笑いと共に顔を近づけてくるヒューズに、それを避けようととっさに後ろに行きかけるが、腰に腕を回され反対に引き寄せられてしまった。

「はなせ!」

 両腕をつっかえ棒にして引き離そうと試みるのだが、普段『頭脳労働者』と風潮している割には『実は脱げばすごい』状態なヒューズに対して、現役肉体労働者のハボックは何故かかなうことが出来ずにいた。

「いやだね」

 そして、その一言と共に、あっさりとハボック抵抗は封じ込められる。

「なにすっ…んっ」

 ドサドサと荷物が床に落ち散らばる音と共に、力強く抱き締められて口唇を塞がれる。

 メガネのフレームが時々顔を掠め、こんなことをされている相手がヒューズであるということを、その度に思い知らされるのだが、時間を掛けての巧みな口付けは次第にハボックの身体から篭絡していってしまう。

 口唇が離されたその時のハボックの吐息は熱く、下肢には熱を持ち始めた証が誰の目にも明らかな証拠としてズボンのフロントを押し上げていたのだった。

「なんだ、早いな」

 身体が密着しているこの状態では、その感触だけでヒューズにはバレバレで、抵抗するまもなくさっと両足を割って入り込んできた腿の部分で、ソコをグリグリと更に刺激されてしまう。

「もら、もっと大きくなった」

 更にはそのままするりと片手が後ろの部分に移動して、服の上から尻の割れ目を指で突付かれる。

「な、何して…っ」

 こんなところでまさかこのままコトに及ばれるのかと、ハボックは思わず慌ててヒューズの背中に無意識で回した腕で服を引っ張り止めようとするのだが、嫌に楽しそうなこのオトコがそんな事くらいで止まるはずがないことは、今までの事で学習しているはずのハボックだったが、いざとなればあっさりとそんなことは忘れ去っているのもハボックらしいところだった。

「このままじゃぁ苦しいよな」

 思い切り楽しそうな声が耳元で聞こえる。

「ちゅ、中佐!」

 ラフな私服で帰ってきたことが今回はかなりの敗因だった。いつもの軍服なら、面倒なベルトや何やらとガードするものがあったのだが、今日に限って寝坊したハボックは、とっさにパジャマ代わりのジャージのズボンとTシャツのまま、その上に軽く同じジャージの上着を引っ掛けて、全力疾走で職場である東方司令部まで向かったのだった。

 おかげでぎりぎり5分前にはたどり着き、慌てて軍服に着替えてロイの前に立つ事は出来た。

 まぁ、頭は寝起きのぼさぼさだった事はこの際置いておいて…。

 そんな事で、当然帰りだってそのジャージスタイルの訳だが、さすがにロッカールームではみんなに『お前いくら制服に着替えるって言ったって、その格好で来るのはないんじゃないか?』と呆れられるは、からかわれるはで散々だったんだが。

 で、そんなこと以上に散々な目に合いそうなのが、今のこの状態だった。

 柔らかいゴムをちょっと引き伸ばすだけで、あっさりとヒューズの手が背中のラインを辿るようにして、ジャージのズボンの中、そして下着の中へと入ってくる。

 無防備は後ろはそのままヒューズの手を止めることも出来ずに、双丘の肉を割り開いて指が目的地を見つけだしてしまった。

「久しぶりだな。お前のここ」

 硬く口を閉じているソコを指の腹が軽く撫でながら、腿が硬く立ち上がっている前を刺激し、行為の先を暗示する。

「でも、なんかヒクヒクしてて、俺を誘ってるのか?」

 そんなことは無いと言おうと口を開くが、言葉を発する前に漏れかかる声を抑える為には、再びぎゅっと閉じるしかなかった。

to be continued…

2005/04/20途中稿

 

 

 

一応GW新刊にするつもりのヒューハボですぅ。最初は春のハボロイの続きを出すつもりでしたんですが、何故か途中まで書いたデータが居ません。どこへ行ったのか・・・。また、東へ逃亡したのか?(ーー;) 1は玄関、ドア前でした。2は少し中へ入って、廊下の予定だったのになぁ(あまり変わらず・・・ですか?/笑)

 

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